- 建築コラム

新潟・長野

過日、前々から行きたかった
新潟糸魚川の谷村美術館にようやくたどり着きました

もう5年以上前からの念願でした。

設計:村野藤吾 1983年
彫刻家 澤田政廣の木彫仏像12体を展示してます

正直展示物はどちらでもよく(申し訳ありません)なんだかシルクロードの砂漠に建築されたような建築です。
内部も岩をくり抜いた感じで光の入れ方絶妙です。
どこの部位も柔らかい曲線をスタッコによる仕上げがまた綺麗です。

30年からの年月の経過を感じさせません。名作とはそのようのことかもしれませんね。

この建物は村野藤吾遺作です

藤森さんの美術館の本に「あの世美術館」のサブタイトルがついてました

アプローチがまた感動もの

長野では

 

無言館
ここは太平洋戦争の学徒出陣の美大生の遺作が展示されています。

現在、東京芸術大学の学生作品多いです

時代の不幸が重く、重く響きました。
ほとんどが20代の若い人ばかりでした。
生きていればきっと画家として大成していただろうと思われる力作ばかりでした。
これらの作品を窪島館長さんが収集して現在の人たちに見てもらえるようにした功績は大きいです。

 

このすぐ近く

保田晴彦デッサン館

その隣

ミュージアム現代アート展示館(企画展)

その少し近く信濃デッサン館
この3棟は長野出身 建築家 北川原温氏の設計です。
東京芸術大学建築課の方です。
先ごろイタリアにも事務所を構えて大活躍です。
ここのCafeが塩田平が一望できて居心地満点でした。

 

最後に別所
安楽寺国宝八角三重の塔を30年ぶりに見ました。

昔と変わらず優美な姿でし

屋根の形状が素敵でしょ
改めて匠の技のすごさを目の当たりにしました。
鎌倉時代末期の建立といわれていました。
先ごろ正鴈2年(1289年)と判明して我が国最古の禅宗建築です。

 

また訪れたいです。
充実の2日間をいただきました。
感謝感謝・・・・・・・・・・