建築コラム

秋野不矩美術館

2007年 2月13日(TUE)

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■秋野不矩美術館
静岡県浜松市二俣町
構造:鉄筋コンクリート造  一部木造2階建て
延べ面積:999.936m2
設計:藤森照信

外部はコンクリートに藁入り漆喰と板張りでゆるい登り坂を登りながら見るとさながら縄文時代の風情です。コンクリートの肌合いは一切出していません。
建築家の藤森氏は自宅屋根・外壁をタンポポ一面にした「タンポポハウス」、ある作家の住宅では屋根にニラを植えた「ニラハウス」、鉄平石の屋根から飛び出る大木の「神長官守矢史料館」など独特の設計をされ、最近注目されています。

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自然素材は写真で見るのと大きな違いがあるのを常に感じます。 本物の質感のインパクトの強さが痛烈です。

内部は靴を脱いで鑑賞するようになっていて、また床暖房の大理石に座って見るのが他では見られない美術館でとても新鮮で、落ち着いて絵をみました。壁・天井の漆喰が日本画の岩絵の具とぴったりの相性で、藤森さんの設計意図の深さを感じました。
随所に自然木が大胆に使われているのも見ものです。

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▲ホール天井の木組みと漆喰仕上げ

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