建築コラム

フランス・スイス旅行記

2005年 7月25日(MON)

先日、フランス・スイスへ約二週間にわたり建築の旅へと出かけました。両国とも近代建築の祖であるコルビュジェの建物を重点的に見学しました。写真とあわせて、その一部をご紹介します。

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パリ市内コルビュジェの初期作品である、ラ・ロッシュ=ジャンヌレ邸。コルビュジェの兄のための家。
四角い空間とピロティーに張り出した湾曲したスロープを持つギャラリーが、「建築的プロムナード」をつくっている。
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ポワシーの小高い丘の広々とした芝生の上に繊細なピロティーに支えられた、20世紀住宅建築最高傑作です。

外観的には横長窓が特徴的です。内部空間も屋上庭園やトップライトの光の取り入れ方など、80年以上前とは思えない新鮮な雰囲気に包まれています。
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スイスに近いベルフォールの町から車で30分ぐらい行った、小高い丘に白い礼拝堂が姿を現しました。
国境に近いため、戦争被害を受けて大きく破壊された礼拝堂の復興再建をコルビュジェが依頼される。
どこから見ても表情が異なり、彫刻的なフォルムは本によれば蟹の甲羅がヒントとか。力強く重量感あるコンクリート、左官(漆喰)とレンガ造りがすばらしい。写真や映像からは計り知れない存在感のある雄大な建築です。
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スイス・レマン湖畔のほとりに建つ両親のための家。
先に設計が完成していて、その設計に合うための敷地を数年かけて探してこの地に建設された。プラン動線や家具にいたるまでキメ細かく考えられている。
コルビュジェの両親への思いやりが伝わってきます。(母は101歳の長寿をまっとうした)また庭を囲む壁面開口(ピクチャーウインドゥ)がレマン湖の景色を切り取り建築内部へと招き入れている。
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スイスの東部、山々に囲まれた小さな町スウインビッツ。
十数人の町の人々のための、小さい祈りの木造教会は木の葉のプラン型が印象的。
外壁が唐松柿葺(こけらぶき)がとても美しく、内部もシンプルで豊かな空間です。
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